みなさんはGoogleビジネスプロフィールというツールをご存知でしょうか?
Googleが提供しているサービスのひとつで、Google検索やGoogleマップで検索された時に表示される店舗の名前といったビジネス情報を管理したり、セール情報などの情報発信が可能になるツールです。
Googleビジネスプロフィールで管理できるビジネスの情報は、誰かが手動で設定せずとも自動的に作成されるものです。しかし、その状態では最低限の情報が登録されているのみで、間違った情報が登録されている可能性もあります。
そのため、Googleビジネスプロフィールを活用して情報の登録と最適化を行うことが大切になります。この対応をMEO(Map Engine Optimization:マップ検索エンジン最適化)と呼び、Googleマップなどの検索結果で上位表示されやすくなる、ビジネス自体の認知拡大につながるなど複数のメリットに繋がっていきます。
この記事では、MEO最適化のために必要な対応内容をまとめていきます。
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Contents
Googleビジネスプロフィール設定のメリット
まず、実際にプロフィールを設定することでどのようなメリットが得られるのかを整理します。
はじめに、Google検索やGoogleマップ検索で表示されやすくなることが挙げられます。店舗情報の登録、HPやSNSとの紐づけといった対応により、Googleブラウザからの評価が上がって、地名や業種などの関連するキーワードで検索された時に検索結果の上位に表示されやすくなります。
次に情報発信効果です。
Googleマップは月に4,000万人以上が利用する国内最大の地図サービス(2020年5月調査データ)です。Googleビジネスプロフィールは無料で利用可能ですが、PR活動としてかなりの効果が期待できるでしょう。
また、メニューや営業時間の情報、クチコミ、店舗写真などの多くの情報が見やすく網羅されているため、正しい情報と実際の店舗の雰囲気を伝える、という観点でも有用なツールです。
実際のMEO対策方法について
プロフィールの登録について
プロフィールで設定することが可能な項目は下記の通りです。
漏れなくすべての項目を正しく設定しましょう。
- ビジネス名
- ビジネスカテゴリー
- ビジネスの説明文
- 開業日
- 電話番号
- ホームページURL
- 住所
- 地図の位置情報のピン
- 営業時間
- 属性
ビジネスの説明文には、サービスの概要に関する内容を網羅して記載することを意識しましょう。アクセス情報やコンセプト、おすすめの商品やサービス情報などの情報を400字以上で記載することが理想です。
ビジネスカテゴリーと属性へは、選択肢の中から適合するものだけを選ぶようにしましょう。
- ビジネス名に正しい名前が登録されているか
- 登録したビジネスカテゴリーに誤りがないか
- ビジネスの説明文が400文字以上で入力されているか
- 開業日が入力されているか
- 店舗の代表番号が登録されているか
- ホームページURLが登録されているか
- 住所に誤りがないか
- Googleマップの位置情報のピンが正しい場所に置かれているか
- 営業時間について、平日、休日、祝祭日まで含めて正しく入力できているか
- 属性に正しく該当するものを設定できているか
写真・商品・サービスの登録について
Googleビジネスプロフィールにはサービスのロゴ、カバー写真も自分で登録することができます。また、提供商品などを一覧表示させることも可能で、各メニューにそれぞれ画像を設定できます。
自分でGoogleマップを利用して店舗情報を見た際に、写真やサービスがまったく登録されていないために不安になった経験がある方は多いはずです。それと自らのサービスを同じような状況にしないためにも、しっかり画像情報などを登録していきましょう。
- ロゴ画像、カバー画像が登録できているか
- 商品画像や内装・外装・スタッフなどの画像を登録できているか
- 商品情報について、写真と一緒に料金情報などまで入力できているか
- 提供しているサービスやメニューについて、もれなく設定できているか
投稿機能の活用について
Googleビジネスプロフィールには、閲覧ユーザーに向けてお店の情報を発信する投稿機能が存在します。写真とテキストのセットで投稿が可能で、新商品やお得情報などの拡散に役立てましょう。
350〜400文字ほどでわかりやすい文章を入力し、スマホからの閲覧が主となるため高画質の写真を登録しましょう。
- 新商品やお得情報の発信をこまめに行えているか
- 350~400文字の投稿文に合わせて高画質の画像も登録できているか
クチコミへの対応について
ユーザーが投稿したクチコミへの対応もこちらで行うことが可能です。
クチコミの点数調整などは当然できませんが、返信を行うことが可能なので、すべてのクチコミに目を通してしっかり対応するようにしましょう。
特にネガティブなクチコミに対しては、事実なら真摯に対応する旨を返信し、事実と異なる内容に対しては間違いであることをしっかりと示すことが大切です。
- クチコミへの迅速に返信ができているか
- 高評価、低評価に関わらず対応を行えているか
サイテーションについて
サイテーションとは「引用・言及」を意味する言葉です。検索エンジンでは、ビジネスの名前や住所などがWebページ上に記載されることが評価対象の1つになると考えられており、Web上でのサイテーション対策を行うことが検索時の順位向上に影響します。
検索エンジンがサイテーションとして認識する要素には次の3つがあります。
- ブランド名(サイト名、会社名、店舗名、サービス名など)
- 住所、電話番号
- a要素ではない、テキスト状のURL
上記の要素がWeb上に記載されることで、サイテーションとしてMEO対策を行えている、ということになります。
サイテーションを意識して、食べログ・Retty・ホットペッパーなどのポータルサイトやInstagramやFacebookなどのSNSへと登録することがMEO対策の一環になるため、率先して行っていきましょう。
また、Name(ビジネス名)、Address(住所)、Hour(営業時間)、Phone(電話番号)の頭文字をとったNAHPという言葉が存在します。このNAHPを統一せずにサイテーションを行うと、同一ビジネス情報とみなされずに効果が現れなくなることがあります。注意して登録を行いましょう。
- 事業主にあったポータルサイトへの登録を行えているか
- 店舗名義でX(Twitter)、Facebook、InstagramなどのSNSへの登録ができているか
- それぞれで登録しているNAHP情報が統一できているか
おわりに
Googleマップは誰もが利用するツールとなっており、Googleビジネスプロフィールの充実は集客の1手段として非常に重要です。ここで紹介した内容はMEO対策・集客に関する内容がメインでしたが、他にもユーザー分析や予約機能といった便利な機能が存在します。
それらの詳細を知りたい、または、本記事を読んでもいまいち管理方法がわからない、という方はお気軽にトライムまでご相談ください。効果を高めるために必要なサポートを行わせていただきます!