皆さんはアパレルやコスメのサイトなどで診断コンテンツを目にしたことはがあるでしょうか?いくつかの質問に答えることで、オススメのアイテムやコーディネートなど教えてくれるコンテンツです。
ユーザーとのエンゲージメントの強化や、アイテムの購入促進など、様々なメリットが期待できるのが診断コンテンツです。
そんな診断コンテンツが実際にどれほどの効果が期待できるのか、Google Analyticsのデータをもとに深掘りし、効果的な実装方法から運用の仕組みなどを考えてみたいと思います。
Contents
売上への貢献について
まずは気になるアイテム販売促進からの売上への貢献について、ECサイトの実際の計測データを確認してみました。
アイテムがカートに投入されるまでのユーザーの行動から、診断コンテンツを経由したパターンと経由していないパターンを比較した際に、経由したパターンのほうがカートへの投入率が高く、途中での離脱率が低いことが確認できました。
診断コンテンツを経由してカートへ追加された割合
ステップ | ユーザー数 | 放棄率 |
---|---|---|
1. 診断コンテンツを含む | 100% | 82% |
2.商品詳細ページ | 18% | 80% |
3.カート | 3.6% |
診断コンテンツを経由せずにカートへ追加された割合
ステップ | ユーザー数 | 放棄率 |
---|---|---|
1. 診断コンテンツを含まない | 100% | 89% |
2.商品詳細ページ | 11% | 92% |
3.カート | 0.8% |
この結果からは、売上に関しては効果が出る可能性が高いことが伺えます。
しかし、診断コンテンツには普通のLPと違って、手軽に作成することが難しいという問題点が存在しています。
診断コンテンツ作成の難しさについて
診断コンテンツの制作、実装にあたって必要なハードルは下記が考えられます。
- システム面との連携のハードルの高さ
- 診断用データの用意にかかる手間
一つずつ掘り下げて行きましょう。
まずシステム面との連携のハードルの高さについて。
こちらは診断フォーム用のプログラムが必要になるという点が大きな問題点です。普通のLPに比べて開発工数が多く必要になり、エンジニアとの仕様の連携などが必要になるため、チーム内に技術面に明るい人材がいるか、仕様を詰めやすい体制が整っているかといった点などがポイントになります。
次に、診断用データの用意にかかる手間について。
診断用コンテンツは設問とその回答を枝分かれの数用意し、それをプログラムの仕様に合わせた形で整理する必要があるため、普通のLP作成に比べて情報整理にかかる負担は大きくなります。
シーズン別などで継続してコンテンツを更新・管理すると考えると、更新の度に膨大な作業を行わなければならなくなるため、ルーティーン化など負担を軽減する方法の用意も視野に入れておくことが必要になるでしょう。
トライムでの効果的な実装や運用のお手伝いについて
実装に関して、社内にシステム開発体制が整っていない場合や、新たに必要なリソースを割くことが難しいというケースは多いはずです。
既存のプラットフォームやCMSを利用して診断コンテンツを制作するにも、現仕様や設計に合わせた形での調整は必ず必要になりますし、ノウハウを持った制作チームの助力は必ず必要になります。
そこでトライムでは、システム導入サポートサービスを提案します。
診断コンテンツを含むこれまでの豊富な制作実績から、柔軟なシステム開発と使いやすいデータ入力用フォーマットの用意を併せて実施し、開発と運用をお手伝いさせていただきます。
トライムの強みとして、次の項目が挙げられます。
- 過去のノウハウからアパレル業界の事情に明るく的確なサポートを実施可能
- 実際に診断コンテンツの制作も数多く実施しているので、迅速且つ安定した対応が可能
- コンテンツとして登録したい内容さえ決定・ご用意いただければ、診断データの整理と登録対応を実施可能
まとめ
診断コンテンツのようなユーザーに寄り添ったコンテンツは売上面などでの確実な貢献が期待できます。実際に実装するとなった場合、普通のLP更新よりも作業の手間がかかりますがトライムでは全面的なサポートを実施します。ぜひ、お気軽にご相談ください。