ECの売上が伸びない原因10選|改善の優先順位チェックリスト付き

「広告を回しているのに伸びない」
「アクセスはあるのに買われない」
「商品は増やしたのに売上が頭打ち」

ECの売上が伸びないとき、原因はひとつではありません。多くの場合、集客・導線・商品ページ・計測・運用のどこか(あるいは複数)で詰まっています。

この記事では、EC売上が伸びない“よくある原因”を10個に分解し、何から改善すべきかがわかるチェックリストと、優先順位の付け方までまとめます。
読み終わる頃には、「明日やること」が具体的に見えるはずです。

この記事でわかること

  • EC売上が伸びない原因の“定番10パターン”
  • どこが詰まっているかを見つけるチェックリスト
  • 改善の優先順位を迷わない判断基準(インパクト×工数)

まず確認:売上は「アクセス × CVR × 客単価」で決まる

売上が伸びないときは、いきなり施策に飛びつく前に、次の3つを切り分けます。

  • アクセス(流入):人が来ていない
  • CVR(購入率):来ているけど買われない
  • 客単価(AOV):買われるけど金額が小さい

このどれがボトルネックかで、打つべき施策は変わります。

ECの売上が伸びない原因10選

1. 集客が「買う人」ではなく「見るだけの人」になっている

アクセス数があっても売上が伸びない代表例です。
原因は、狙っているキーワードや広告の訴求が、購買意欲の低い層に寄っていること。

よくある兆候

  • SNSからは来るが直帰率が高い
  • ブログは読まれるが商品が見られない
  • 広告は回っているがCVがつかない

改善のヒント

  • 「比較」「おすすめ」「価格」「導入」「事例」など“今すぐ層”の導線を増やす
  • 流入別にCVRを比較し、伸びないチャネルを「止める」判断もする

2. ファーストビューで「何が、誰に、どう良いか」が伝わっていない

ECは、1ページ目の印象で大半が決まります。
特にスマホはスクロールされずに離脱しがちです。

チェック

  • 3秒で「何の商品(誰向け)」かわかるか
  • 送料・納期・返品など不安要素が見えるか
  • 最初の画面に“次の行動”があるか(商品を見る、ランキング、カテゴリ等)

3. カテゴリ設計が弱く、探しにくい

売れるECほど「探しやすさ」が強いです。
商品が増えるほど、カテゴリ・絞り込み・並び順が売上に直結します。

よくある兆候

  • 人気商品が埋もれている
  • 絞り込みが少なく比較しづらい
  • 目的別の入口(用途・予算・シーン)がない

改善のヒント

  • 「用途」「価格帯」「人気」「ランキング」「シーン別」入口を作る
  • まずは“売れ筋20%”が見つかりやすい構造に寄せる

4. 商品ページが「購入の決め手」に答えていない

商品ページは、説明が長いか短いかではなく、迷いを消せているかです。

商品ページで不足しがちな要素

  • サイズ感/利用シーンの写真
  • 比較(他モデルとの違い)
  • よくある質問(配送・保証・返品)
  • 納期・送料・支払い方法などの安心情報

改善のヒント

  • 「迷う理由」を先に潰す(FAQを上部に出すのも有効)
  • “買う理由”よりも“買わない理由”を減らす

5. 価格・送料・納期が「最後の一押し」を邪魔している

商品が魅力的でも、最後にこれで離脱します。

よくある離脱ポイント

  • 送料が最後まで出ない/高い
  • 到着日が不明
  • 返品・交換ルールが見つからない

改善のヒント

  • 商品ページの上部に「送料・納期・返品」を明記
  • 送料の条件をシンプルにする(例:◯円以上送料無料)

6. カート〜決済が面倒で離脱している(カゴ落ち)

ECの伸び悩みは、カート以降の離脱が原因のことも多いです。

チェック

  • 入力項目が多い(必須が多い)
  • 決済手段が少ない(特にスマホ)
  • 会員登録が必須

改善のヒント

  • ゲスト購入を優先
  • 入力項目を減らす(配送先と請求先の統合など)
  • 主要な決済を揃える(顧客層に合わせて)

7. 信頼要素が不足している(不安で買えない)

「このお店大丈夫?」が消えないと、最後に買われません。

信頼要素の例

  • 会社情報(所在地・連絡先・代表/責任者)
  • 特商法表記、プライバシーポリシー
  • レビュー、導入実績、メディア掲載
  • 運営歴、サポート体制(問い合わせ手段)

8. 計測が不十分で、改善が“勘”になっている

改善は「当てに行く」より「外さない」ことが重要です。
GA4等で最低限これが見えていないと、施策が当たりません。

最低限見たい指標

  • チャネル別のCVR
  • 商品ページ別のCV数
  • カート到達率/決済到達率
  • 新規/リピーター比率

9. リピート設計がなく、毎回“新規獲得”で疲弊している

売上が伸びているECは、リピートの仕組みが強いです。

改善のヒント

  • 購入後メール(使い方/関連商品/次回購入の目安)
  • LINE・メルマガの導線(割引だけにしない)
  • 同梱物で次回行動を促す(レビュー依頼、次回おすすめ)

10. 運用が回っておらず、改善が止まっている(属人化)

「更新できない」「担当が忙しくて放置」も大きなボトルネックです。

よくある状態

  • 商品追加・修正に時間がかかる
  • 画像や説明がバラバラ
  • 数値を見ても次のアクションが決まらない

改善のヒント

  • 週1の“改善会”を固定(30分でもOK)
  • テンプレ化(商品説明、画像の構成、FAQ)

改善の優先順位チェックリスト(コピペで使えます)

当てはまる数が多いほど、そこがボトルネックの可能性が高いです。

A. 流入(アクセス)の問題

  • 検索/広告/SNSのどれが売上に効いているか把握できていない
  • 流入は増えているのにCVRが上がらない
  • “比較検討層”向けの入口(ランキング/比較/おすすめ)が少ない

B. CVR(購入率)の問題

  • 商品ページで「送料・納期・返品」がすぐ見えない
  • 商品写真が少ない/利用シーンがない
  • カート以降の入力が多い/決済手段が少ない
  • レビュー・実績など信頼要素が弱い

C. 客単価(AOV)の問題

  • セット提案・関連商品の導線が弱い
  • 送料無料ラインが高すぎる/低すぎて利益が残らない
  • まとめ買いの理由がない(割引・特典・定期など)

D. 運用・計測の問題

  • 何が原因か“数字で”説明できない
  • 改善が担当者の経験と勘に依存している
  • 更新が遅く、PDCAが回らない

優先順位の決め方:インパクト×工数で「先にやる」を決める

迷ったら、施策をこの2軸で判断します。

  • インパクト大 × 工数小:最優先(今週やる)
  • インパクト大 × 工数大:計画してやる(今月〜来月)
  • インパクト小 × 工数小:空き時間で
  • インパクト小 × 工数大:基本やらない

今週やりやすい改善(例)

  • 商品ページ上部に「送料・納期・返品」を明記
  • 主要カテゴリに「人気順」「売れ筋」「価格帯」入口を追加
  • カート入力項目を減らす/ゲスト購入を強化
  • 上位10商品ページの写真・FAQを増やす

相談のタイミング:自社でやるべき/外部に任せるべき

自社で進めやすいのは、文言修正・導線整理・テンプレ化などの軽微な改善です。

一方で、次のような場合は外部のプロが入った方が早く確実です。

  • 施策を打っても伸びず、原因が切り分けられない
  • GA4等の計測が整っておらず、改善が勘になっている
  • Shopifyやサイト構造の制約で、改修が難しい
  • ECとマーケが分断していて、打ち手が噛み合わない

無料診断のご案内

株式会社トライムでは、EC売上改善に向けて
「どこが詰まっているか」→「何からやるべきか」を整理する簡易診断をご提供しています。

  • 現状の課題整理(流入/CVR/客単価/運用)
  • 改善の優先順位とロードマップ案
  • 必要に応じて、EC×DX/Web/アプリ/マーケの一気通貫支援も可能

「いま何がボトルネックかだけでも知りたい」という段階でも大丈夫です。
お問い合わせフォームから「EC診断希望」とお知らせください。

まとめ

ECの売上が伸びない理由は、特別なテクニック不足ではなく、詰まりどころの見落としであることがほとんどです。
まずは「アクセス×CVR×客単価」のどこが弱いかを切り分け、チェックリストで原因を特定し、インパクト×工数で優先順位を決めましょう。

Writer

nemo

会社でアニ研(アニメ研究会)を設立したりするヲタク系Webディレクターです。
大切なことは音楽とアニメと漫画から教わりました。

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