社内ポータルの作り方|Googleサイトで“迷わない入口”を最短で作る方法

「フォーム、台帳、テンプレ、FAQ…全部あるのに、探せない」
「どこを見ればいいか分からなくて、毎回Slackで聞かれる」
「新人が入るたびに同じ説明が必要になる」

ここまで来ると、問題は“情報がない”ことではなく、入口(導線)がないことです。
そこで効くのが社内ポータル。いわゆる「ここを見ればOK」の1ページ(または数ページ)です。

この記事では、Google Workspaceを使っている会社向けに、
Googleサイト(Google Sites)で最短で社内ポータルを作る方法を、構成テンプレ付きで解説します。
「完璧な社内システム」を目指さず、迷わない入口を作って運用で育てるのが狙いです。

前回の「社内FAQの作り方(7ステップ)」とセットで運用すると、質問が減りやすいです。
情報の置き場所が整っていない場合は「Workspaceで情報散らかりを整える10の型」も先にどうぞ。
Slackが流れて困っている場合は「Slack運用ルール8つの型」も相性が良いです。

結論:社内ポータルの価値は「探さない」だけで十分

社内ポータルは、社内システムのような大掛かりなものにしなくてOKです。
最初のゴールはこれだけ。

  • “どこを見ればいいか”が一瞬で分かる
  • リンクがまとまっている
  • 更新される仕組みがある

これだけで、Slackの「それどこ?」が目に見えて減ります。

なぜGoogleサイトが社内ポータルに向いているのか

Googleサイトは「簡易な社内ポータル」用途にちょうど良いです。

  • ノーコードで作れる(専門知識がいらない)
  • Googleドライブの資料・フォーム・シートと相性が良い
  • 権限(閲覧できる人)をGoogleアカウントで制御しやすい
  • まず1ページから始められる

「まず入口だけ作る」のに向いています。

社内ポータルの“最小構成”はこれ(迷わせない型)

最初からページを増やすと、更新が止まります。
まずはこの 5ブロックだけでOKです。

  1. 今日やること(よく使うリンク)
  2. 依頼・申請(フォームへの導線)
  3. テンプレ・台帳(正本リンク)
  4. FAQ(困ったらここ)
  5. 連絡先(窓口/緊急時ルール)

この5つが揃うと、入口として機能します。

作り方:Googleサイトで最短で作る手順(7ステップ)

Step1:目的を1行で決める

例:

  • 「社内の“探す時間”を減らす」
  • 「新人が迷わない入口を作る」
  • 「依頼の出し方を統一する」

目的が複数あると、盛り込みすぎて破綻します。

Step2:トップに載せる“よく使うリンク”を10個まで集める

いきなり整理しなくてOKです。
まずは「毎週使うもの」だけ集めます。

例:

  • 案件台帳(スプレッドシート)
  • 議事録テンプレ(ドキュメント)
  • 依頼フォーム
  • 社内FAQ
  • 共有ドライブ(正本の場所)
  • 勤怠や申請などの必須リンク

ポイント:10個まで。多いほど見ない。

Step3:ページ構成を決める(まずは1ページでOK)

最初は「トップ1ページ」のみ推奨です。
育ってきたら、次の2ページだけ増やします。

  • FAQページ
  • テンプレ・台帳ページ

“増やす”より、まずトップを最強にします。

Step4:デザインは装飾ではなく“見つけやすさ”優先

ポータルは見た目より、探しやすさが命です。

  • 重要リンクは上に集約
  • ボタンやカードで視認性を上げる
  • 「誰向けの情報か」を見出しで分ける(例:全員/管理者/制作)

Step5:正本ルール(リンク共有)をポータル内に明記する

ポータルが崩れる最大原因は、コピーと添付です。
ここでルールを短く書きます。

ルール例(コピペ可)

  • 資料の正本はドライブ上の所定フォルダ
  • 共有は添付ではなくリンク
  • 迷ったらポータルから探す

Step6:更新担当と更新タイミングを決める(ここが最重要)

ポータルは作った瞬間から古くなります。
“更新される仕組み”がないと終わります。

おすすめ:

  • オーナー(責任者):1名
  • 更新担当:各カテゴリ1名(兼務でOK)
  • 更新タイミング:月1で棚卸し(10分)+随時更新

Step7:Slackとつなぐ(ポータルを見てもらう導線)

ポータルが見られない最大理由は「存在を忘れる」ことです。
Slackに導線を仕込みます。

  • ann-(お知らせ)にポータルURLを固定投稿
  • qa-(質問)チャンネルのピン留めにポータルURL
  • 「どこ?」と聞かれたら、まずポータルリンクを返す

これで“見る習慣”が作れます。

すぐ使える:社内ポータルトップのテンプレ(そのまま貼れる)

以下の見出しでGoogleサイトを作ればOKです。

①よく使うリンク(最上段)

  • 案件台帳
  • 依頼フォーム
  • 議事録テンプレ
  • 社内FAQ
  • 共有ドライブ(正本)

②依頼・申請

  • 制作依頼フォーム
  • 記事依頼フォーム
  • 権限申請フォーム
  • 緊急対応連絡(ルール)

③テンプレ・台帳

  • 見積書テンプレ
  • 月次レポテンプレ
  • 運用チェックリスト
  • 各種台帳(リンク)

④FAQ(困ったらここ)

  • よくある質問リンク
  • 新人向け「最初に読む」ページ

⑤窓口

  • 管理者(アカウント・権限)
  • 制作窓口
  • 情報更新の依頼方法

よくある失敗と対策

失敗1:何でも載せてトップが長くなる

→ “毎週使うもの”以外は下層ページへ。

失敗2:更新されず古くなる

→ 更新担当と月1棚卸しを固定。

失敗3:Slackで聞かれ続ける

→ 聞かれたらポータルリンクを返す運用を徹底(習慣化)。

社内ポータルを“運用で回る形”に整えるところから伴走できます

株式会社トライムでは、Google Workspace×Slackを前提に
社内ポータル・FAQ・テンプレ・台帳を 運用で回る形に整備する伴走支援を行っています。

  • ポータル設計(構成・導線・権限)
  • FAQ運用(質問→追記→リンク返し)
  • 依頼フローのフォーム化
  • 定着支援(教育・月次棚卸し・改善会)

お問い合わせフォームから「社内ポータル整備」とお知らせください。
「探せない」「同じ質問が多い」段階でもOKです。

まとめ

社内ポータルは、完璧な社内システムではなく
迷わない入口を作ることが価値です。
Googleサイトで、よく使うリンクを10個までに絞ったトップを作り、更新担当とSlack導線を決めれば、最短で効果が出ます。

Writer

nemo

会社でアニ研(アニメ研究会)を設立したりするヲタク系Webディレクターです。
大切なことは音楽とアニメと漫画から教わりました。

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