BtoB・BtoC向けWebサイトデザインのポイント
デザインに比重を置いているWeb制作会社がクライアントにデザインを提案する時、PC画面で構成・デザインを作成し、そのデザインをもとにスマートフォンやタブレットのデザインに展開していくという流れが今でも一般的だと思います。
確かにPC用のデザインから先に制作したほうが今までのルーチンワークでこなせるし、クライアントが確認するデバイスはPCであることが多いのでスムーズに進行しやすいのも事実だと思います。
ただ、実際にサイトを閲覧するエンドクライアントの事を第一に考えた場合、今までの流れが本当に正しいのでしょうか。
BtoB・BtoC向けeコマースサイトのデバイス比較
トライムではBtoB向けとBtoC向けのeコマースサイトを運営しており、各サイトに訪れるデバイス比率は下記の様になっています。
※データは2016年8月の1ヶ月間のグラフです
BtoB向けのeコマースサイト
サイト名:ノベルティ本舗 URL:www.hs-m.jp
グラフを見てわかるようにPCからのアクセスが全体の約75%あります
BtoC向けのeコマースサイト
サイト名:ネイル*ネイル URL:www.nail-nail.net
こちらはBtoB向けとは全く逆でスマートフォンからのアクセスが全体の約78%あります
BtoB・BtoC向けeコマースサイトのデバイス比較からわかること
BtoCネイルチップの方はC2-F1層(若い女性)がターゲットのため一般的なアクセスログより少し過剰な部分もありますが、それでもこのグラフから分かる通りターゲット層によってデバイスが逆転している事がわかります。
もちろん全てのBtoCサイトに言えることではないですが、近年はPCとスマートフォンのシェアが逆転している事象を本当によく聞きます。
クライアントに通りやすい今までの手法で提案するか、エンドクライアントの事を考えて踏み込んだ提案するかは提案する会社のポリシーにもよるので一概には言えないですが、誰に見てもらうためにつくるWebサイトかという部分だけはWebプロデューサーからコーダーまで意識していることは非常に重要だと思います。
Writer
遠山拓朗
お酒が大好きなECコンサルタントです。ビールとマーケティングと海外旅行とビールが大好きです。普段目黒か神楽坂で飲んでるので、Webの相談と飲みのお誘いお待ちしてます。
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