SEO対策について 2022年版 Vol.02

Webディレクターのもっちです。

前回の記事でSEO対策の概念やSEO対策におけるGoogleの考え方についてまとめさせていただきました。

今回はSEO対策は何をするべきなのか具体的な手法についてまとめていきたいと思います。

SEO対策の検索キーワードを選定する

質の高いコンテンツを作ることは大前提として、検索キーワードを調査・理解する必要があります。
検索キーワードを調査することで、下記がわかります。

・ユーザーニーズの理解
・SEO対策の優先順位付け
・上位表示した時の想定流入アクセス数
・上位表示した時の想定売上額

それでは、具体的に検索キーワードの選定方法について見ていきましょう。

キーワードを検索するユーザーのニーズを理解する

SEOにおいて、キーワード選びは非常に重要です。
検索キーワードはユーザーニーズが視覚化されたものになりますので、自社の強みではないものを検索キーワードと選んでしまうと意味がありません。

「自社の強みとニーズをどうマッチさせるのか」
「市場のニーズは一体どんなものが強いのか」
「多くあるニーズの中から、どんな優先順位を付けていくのか」
など、検索キーワードはSEOの要なのです。

具体的に検索キーワードを調査して、その検索をするユーザーのニーズを理解するには下記の2つの方法があります。

・サジェストキーワードを使う
・キーワードプランナーを使う

サジェストキーワードを使ってユーザーニーズを理解する

サジェスト機能とは、検索ボックスなどに検索ワードを入力した時に、その後に続く文字を提案(サジェスト)してくれる機能のことです。
このサジェスト機能は、入力回数が多いキーワードを提案してくれるため、ニーズを知るために重宝します。

例えば「歯医者」と検索する時に、下記のようなサジェストが表示されたとします。

歯医者 予約 → 歯医者の予約がしたい
歯医者 麻酔 → 歯医者で麻酔してくれるところを探している
歯医者 英語 → 歯医者を英語で何と呼ぶのか知りたい
歯医者 ホワイトニング → ホワイトニングができる歯医者を探している
歯医者 値段 → 歯医者の相場を知りたい
歯医者 選び方 → 歯医者の選び方が知りたい

このように、「歯医者」を検索している人でもニーズが分かれていることがわかります。

「歯医者 予約」というキーワードで上位表示したいのであれば、それに特化したコンテンツを作れば良いわけです。
もし、「歯医者」というキーワードで上位表示したいのであれば、これらサジェストキーワードのニーズを内包したコンテンツを作る必要があります。

なぜならGoogleは、検索ユーザーが「歯医者」で検索した時に「予約したい」のか、それとも、「選び方が知りたい」のか、それとも「相場が知りたい」のかを知る術がないからです。
そのため、世の中で検索ニーズの高い内容を網羅しているコンテンツを上げる必要があるというわけです。

このように検索キーワードには多くのニーズが隠されているため、しっかりと調査・検討した上でSEO対策を行う必要があります。

キーワードプランナーを使ってユーザーニーズを理解する

キーワードプランナーも、サジェストと同様です。
キーワードプランナーは、特定の検索キーワードの検索ボリューム(どれくらい検索されているか)を調べることができます。

SEO対策キーワードの検索数を調べる

検索数の調査には、外部ツールを使用します。
Googleの検索数を調べるには「キーワードプランナー」を用い、Yahooの検索数を調べるには「キーワードアドバイスツール」を用います。
上記以外にも「キーワードウォッチャー」などもありますが、キーワードプランナーとキーワードアドバイスツールの2つを使えば問題ありません。

※キーワードアドバイスツール(Yahoo)
Googleのキーワードプランナーと似たような機能を持つ、Yahoo提供のツールがキーワードアドバイスツールです。
月間検索数や競合性、推定入札単価、推定表示回数、推定クリック数を調べることができます。

想定流入アクセス数・想定売上額を算出する

推定ではありますが、キーワードプランナーやキーワードアドバイスツールで月間の検索数(ニーズ)を把握し、そのキーワードからのアクセス数や売上額を調べることが可能です。

検索結果の上位に表示されればされるほど、一般的には多くクリックされアクセス数も伸びる傾向にあります。
月間検索数がわかれば、何位に表示されればどれくらいアクセスがあるのかを計算することができます。
計算式は下記のとおりです。

月間検索数 ✕ クリック率(順位による) = 月間アクセス数

SEOにおける内部対策と外部対策

SEOを行って上位表示を実現するためには、良質なコンテンツの作成だけでなく、内部対策と外部対策も重要です。
以下では、SEOにおける内部対策と外部対策について解説します。

内部対策とは

内部対策とは、コンテンツの充実度や更新頻度、内部リンクの構造などに関する施策を指します。

内部対策を正しく行わなければ、検索エンジンに対してコンテンツの内容を正確に伝えられません。
内部対策を正確に行うことが、サイトを正しく評価してもらうために重要です。

内部対策には様々な施策が含まれます。
主な施策はタイトルタグや見出しタグなどの設定、URLの正規化、サイトマップの作成などです。

外部対策とは

外部対策とは、良質な外部サイトから被リンクを獲得するための施策です。
自社サイトと関連性の高い良質な外部サイトからリンクを張ってもらうことで、検索エンジンからの評価が高まります。

外部対策に有効な施策は、外部サイトがリンクしたくなるような質の高いコンテンツを作成することです。

例えば、有用な無料ツールを公開したり、最新のトレンドに合わせてタイムリーな情報を発信したりすることが被リンクの獲得に繋がります。
このほか、SNSで拡散されやすい設定なども外部対策に有効です。

まとめ

さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか?
今回は具体的なSEO対策ついてまとめさせていただきました。

次回は、検索上位を狙うコンテンツの作り方などについてまとめていきたいと思います。
ではまた次回のブログでお会いしましょう!

Writer

nemo

会社でアニ研(アニメ研究会)を設立したりするヲタク系Webディレクターです。
大切なことは音楽とアニメと漫画から教わりました。

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