【読書感想】人工知能は人間を超えるか
どうも、ふなっしーです。
最近、仕事を人工知能に全て任せて自分は読書に没頭したいという、邪まな目的からAIというものに興味があります。
というわけで入門のため、密林で以下の本をポチりました。
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
この本では人工知能で実現可能なことやその歴史、更にはこれから人工知能によってできるようになるであろう事がわかりやすくまとめられています。
その中で肝となるのがディープラーニングという機械学習方法で、人間が学習内容を設定せずともコンピュータが自動で画像や音声のデータを元に学習すべき内容を獲得でき、これを利用することで従来の枠を超えた高機能な人工知能が開発できるようになるというものです。
そして未来に実現するかもしれない人工知能の技術にも言及しており、翻訳機能の性能向上が意外と難しいなど意外な面もあり面白いので、人工知能?よく聞くけど何なんそれ?みたいな人は是非読んでみてください。
さて、弊社はWeb制作会社なのでWeb制作に関係してくる部分で人工知能について考えてみたいと思います。
人工知能技術が発展したら実現できそう且つ、Web制作業務に関連がありそうなのは以下のようなものでしょうか。
- 画像からデザインを読み取り自動でコーディングしてくれる
- カラーやトーン、簡単なルールを設定すると自動でデザイン案を作ってくれる
- テキストから誤字脱字を指摘、抽出してくれる
- バナーを自動生成してくれる
- ロゴデザインを自動生成してくれる
- 収集したビッグデータを元にしたブランディングやマーケティングの最適化の指示
既に実現出来ていそうなものもありますが、Web制作会社としては全体的に楽になりそう&仕事を奪われそうで嬉し恐ろしな印象を受けます。
また、人工知能の言語処理能力が更に発達してくれば、WordやExcelのデータの自動編集などの業務も可能となるでしょうし、翻訳機能の発達によりグローバル可が進んでWebサイトでも海外展開が当たり前になるかもしれません。
といっても現在実現できている技術では、コーディングで動きの実装やシステムを組み込むことまでは不可能ですし、デザインもあまり複雑なものは作成できません。また言語処理についてもそのレベルにまで達するにはまだまだ技術が追いついていないのが現状のようです。
仮に人工知能が発達しても業務レベルではまだまだ人間の手が必要不可欠で、人工知能に働いてもらってニート人生を謳歌する時代はまだ遠いようです。
ですが、将来的には業務や日常生活に恩恵を与えてくれることは間違いないようなので、興味のある方はそれとなく勉強してみてはいかがでしょうか。
Writer
ふなっし
北海道出身のWebディレクターで、前職は魚屋です。
音楽と映画と読書とスポーツ観戦が好きな広くて浅いタイプです。