2019 Christmas Disney Sea Vol.3 ディズニーのUX(ユーザー体験)編

こんにちは、Webディレクターのもっちです(=゚ω゚)ノ

Vol.1のクリスマス&被り物編とVol.2のインスタ映えスポット編に続き、
Vol.3はディズニーリゾートのUX(ユーザー体験)編をお届けしようと思います!
随分と間隔があいてしまって申し訳ございません…

え?UX?ソアリン:ファンタスティック・フライト編は?との声が聞こえてきますが、あの素晴らしいアトラクションのブログは荷が重すぎて丁重にお断りさせていただきました!!

というか、あれです、何も知らずにあのアトラクションを体験して、このブログを読んでくれている貴方様の目と耳と肌と心で感じてほしいという、私の粋な計らいなわけですよ?
損はしませんので、機会があれば是非アトラクションを体験してみてくださいね!

さて、そろそろ本題に入りますが、そもそもUXってなに?ってことです!

Web業界で働いている方は一度や二度どころか比べ物にならないくらい耳にする単語じゃないでしょうか。

 

UXとは

UXとはユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略語で、製品やシステムサービスなどの利用を通じてユーザーが得る経験・体験の事を指します。

例えば、みんな大好きクリスマス!皆さんも家族や友人、恋人と楽しい時間を過ごされたのではないでしょうか?(え?私?いや、クリスマスって美味しいの?)

サンタさんから子供たちにプレゼントが配られるわけですが、以下のような体験を得ることができます。

  • クリスマスが近づくと、家の中の飾り付けをする。
  • クリスマス・イブの夜に、ケーキや食事を用意してパーティーをする。
  • 子供たちが、プレゼントをもらうための靴下を枕元に置く。
  • 子供たちが寝ている間に、サンタさんがそっと枕元の靴下にプレゼントを入れる。
  • 子供たちが朝目覚めると、靴下の中にプレゼントが入っている。

 

子供たちがプレゼントを貰いたいという欲求を満たすだけであれば両親が直接手渡しをすれば実現がされてしまいます。

しかし、それでは「クリスマスプレゼント」を貰うという子供たちの欲求は満たされていません。

子供たちにとってはクリスマスプレゼントは両親ではなく「サンタさんから」のプレゼントであり、サンタさんから貰って初めて意味を成し、欲求が満たされるのです!

そのため、クリスマスの演出であたかもサンタさんからクリスマスプレゼントを貰ったような体験を子供たちに提供しているのです。

この体験がユーザーが得る経験や体験となります。

 

ディズニーリゾートでのUXとは

さて、上記ではクリスマスを例に出しましたが、今回訪れたディズニーリゾートではどうでしょうか?

言わずもがな、ディズニーリゾートは「夢の国」と評されるだけあって、1歩踏み込んだら(パークへ向かっている最中からって都市伝説もありますよね)そこは夢と魔法の世界となり、胸躍る魔法体験を誰もが経験することができる日本最高峰のテーマパークです。

私はそこまでディズニーリゾートに足を運んだことがあるわけではないですが(年パスをお持ちの方に比べたらど素人です)、それでも子供の頃から家族でディズニーランドへ行くとなったときはワクワクで前の日の夜は遠足に行く前の日のようになかなか寝付けなかったものです。

ディズニーリゾートがここまで多くのファンを獲得している背景には、徹底されたユーザー設計があると思います。

その最も重要な点は、ユーザー(ディズニーではゲストと呼びますね)が「主役」であるということです。

これはプロダクトでもサービスでも共通しており「UCD (User Centered Design)」の概念を取り入れているそうです。
(※UCD:ユーザー中心設計は、デザインの各段階でエンドユーザーのインタフェースや文書に関するニーズ・要求・制限などに多大な注意を払って設計を行うこと、またはそのようなデザイン哲学のこと)

また、キャスト(ディズニーリゾートで働くスタッフの方です)の接し方やエリア毎に変わる衣装、パーク細部のこだわりに至るまで、徹底的にゲストを喜ばせるための体験が設計されているため、他では味わえない没入感を得られるわけです。

さらに、ディズニーリゾートは最新の技術を活用した演出により、より魔法の世界にいるのだという感覚が味わえます。

それはシンデレラ城に投影されるプロジェクションマッピングにはじまり、今回新たに登場したソアリン:ファンタスティック・フライトも例外ではありません!

常に進化し続けるテクノロジーをいち早く、効果的に取り入れることによって、より良いユーザー体験を実現しています。

 

ウォルト・ディズニー氏について

さて、ディズニーランドの生みの親の名前を皆さんはご存じのことと思います。

そう、ウォルト・ディズニー氏です。

ウォルト・ディズニーは最高のエンターテイナーであり、実業家であり、人類初のUXデザイナーであるとの噂もあります。

そう噂される所以はウォルト・ディズニー氏が晩年に計画した「実験的未来都市(EPCOT:Experimental Prototype Community of Tomorrow)」の構想からきています。

EPCOT自体は未来的な理想都市を目指し、一つの独立した共同体を作る計画でした。が、ウォルト・ディズニー氏が亡くなられたため、EPCOT計画の続行が難しくなり、最終的には当初の構想とは異なるものの、未来をテーマとしたパークを作ることに落ち着いたそうです。

現在ではフロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにある4つのディズニーパークのうちの1つがエプコット(Epcot)と呼ばれているそうです。

ウォルト・ディズニー氏が残した言葉で、以下の言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

「ディズニーランドが完成することはない。世の中に想像力がある限り進化し続けるだろう。」

その言葉通り、現在でも世界中のディズニーリゾートは最新の技術を取り入れ、完成することのない「未来の理想都市」を目指して日々進化し続けています。

EPCOTは先に述べた通り実際の計画とは最終的に異なる形となりましたが、現在のUXデザインにつながる概念を導入して計画していたようにも思えます。

 

ディズニーのデザインプロセス

さて、ディズニーには現在でもウォルト・ディズニー氏のビジョンを実現するため、採用している7つのデザインプロセスがあるとのことです。

それを紹介させていただきます。

  1. 特別な瞬間を演出する
  2. 最初から完璧を目指さない
  3. 常に改善を続ける
  4. ユーザーに複数のオプションを与える
  5. 新しい手法に挑戦する
  6. データの有効活用
  7. テスト・改善を繰り返す

 

上記7つがディズニーで採用されている7つのデザインプロセスとのことです。

これはWebサイトに限らず、何かを制作する際にとても重要なことではないでしょうか?

もう私なんて素直ですから、「そうだよね、そうだよね」って赤べこのようになってましたよ(赤べこ分かるよね?ね?)。

でも、こうした徹底したデザインプロセスがあって、初めてあの素晴らしいユーザー体験ができるのだなぁと感じました。

もうディズニーに行って早2か月半くらい経ちましたが、あの特別な空間や演出、体験は未だに覚えていますし、また行きたいなぁと思わせてもくれます。

そういうWebサイトを私も作っていかなければいけないなぁと思いつつ、今回はこの辺で筆をおかせていただきます。

 

また次回のブログでお会いできましたら幸いです(=゚ω゚)ノ

Writer

nemo

会社でアニ研(アニメ研究会)を設立したりするヲタク系Webディレクターです。
大切なことは音楽とアニメと漫画から教わりました。

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