
ホームページ制作でよくある失敗とその対策

「ホームページを作ったけど、全然効果が出ない…」
「デザインはきれいだけど、問い合わせが来ない…」
こうした声は、意外にも珍しくありません。
実は、ホームページ制作にはよくある“落とし穴”がいくつか存在します。
この記事では、Web制作会社の立場から見た「ありがちな失敗例」と「それを防ぐための対策」をご紹介します。これから制作する方はもちろん、リニューアルを検討中の方にもおすすめの内容です。
目的があいまいなまま進めてしまう
よくある失敗の1つが、「とりあえず作ってみよう」と進めてしまうケースです。
目的やターゲットが曖昧だと、サイトの内容や構成に一貫性がなくなり、ユーザーにも伝わりづらくなります。
対策
- サイトの目的を1つに絞る(例:集客、資料請求、採用など)
- ターゲットとなるユーザー像を明確にする
- ゴール(CTA)を決めて、構成や導線を設計する
デザインばかりに注力してしまう
「かっこいいサイトにしたい」「おしゃれに見せたい」という要望は多いですが、見た目にこだわりすぎて使いにくいサイトになってしまうことも…。
たとえば:
- メニューが分かりにくい
- 文字が小さく読みにくい
- スマホで見づらい構成になっている
対策
- 「誰が、何を見るのか」を考えて設計する
- スマホやタブレットでの見やすさも必ず確認
- 一貫した配色・フォント・ナビゲーション設計を心がける
更新できない・されない構成になっている
「ブログは後で更新しようと思ってたけど、全然手が回らない…」
「CMSを入れたのに、使い方が難しくて放置している」
こうした状況はSEOにも悪影響。更新されていないサイトは信頼性が下がるため、結果的に集客にもつながりません。
対策
- 運用の手間まで含めて構成を考える
- 無理に「更新型」にせず、固定ページ中心でもOK
- CMSの操作レクチャーやサポート体制を事前に確認する
検索対策(SEO)を後回しにしてしまう
公開後に「やっぱり検索でも上位に出したい」と思っても、構造が最適化されていないと大きな修正が必要になります。
対策
- ページ構成や見出し設計の段階からSEOを意識
- Googleが評価しやすい構造を取り入れる(モバイル対応・高速表示など)
- コンテンツに含めるキーワードを事前に検討する
効果検証や改善をしないまま放置している
せっかく作ったホームページも、「作って終わり」では効果が見えません。
アクセス解析やヒートマップなどのツールを使い、「どこが見られていて、どこで離脱されているか」を把握することが大切です。
対策
- Google AnalyticsやGA4を導入
- 月に1度はアクセス状況を確認
- 問い合わせが少ない場合は、導線やCTAの見直しを検討する
失敗しないための第一歩は「相談すること」
すべてを自分で完璧に設計する必要はありません。
大切なのは、信頼できる制作パートナーと一緒に、課題や目的を明確にして進めることです。
当社では、初めてのホームページ制作・リニューアルをご検討中の方に向けて、相談を承っております。
是非お気軽にお問い合わせください。
Writer

nemo
会社でアニ研(アニメ研究会)を設立したりするヲタク系Webディレクターです。
大切なことは音楽とアニメと漫画から教わりました。