Shopifyの構築・運用を外注するべきタイミングとは?失敗しない判断基準と進め方

「ShopifyでECを始めたいけど、どこまで自社でやるべき?」
「運用が回らず売上が伸びない。外注した方がいい?」
「制作会社に頼むと高そうで踏み切れない」

Shopifyは、テンプレートやアプリが充実していて始めやすい一方、**“売上につながる設計”“継続的な改善運用”**ができないと、思ったより伸びません。

この記事では、Shopifyの構築・運用を外注すべきタイミングを、よくある失敗とセットで整理します。
「外注する/しない」ではなく、どこを外注し、どこを自社で持つと成果が出やすいかまでわかる内容です。

※前回の記事「ECの売上が伸びない原因10選(優先順位チェックリスト付き)」も併せて読むと、ボトルネック切り分けが早くなります。

まず結論:外注の判断は「人」「時間」「数字」で決まる

Shopifyの外注を検討すべきかは、次の3つが揃っているかで決まります。

  • :社内に“ECの設計と改善”ができる人がいるか
  • 時間:週に改善の時間を確保できるか(最低でも週1回)
  • 数字:改善判断に必要な計測が見えているか(GA4等)

このどれかが欠けると、運用は「更新作業だけ」で終わりやすく、売上が伸びづらくなります。

外注を検討すべき「9つのサイン」

当てはまるほど、外注(または伴走支援)の効果が出やすい状態です。

1. 売上が伸びないのに、原因が説明できない

アクセス・CVR・客単価のどこが詰まっているか言えない場合、改善が“勘”になりがちです。
この状態は、施策の当たり外れで消耗します。

2. 商品は増えたのに、売れ筋が埋もれている

カテゴリ設計、絞り込み、並び順、回遊導線が弱いと、売れる商品が見つかりません。
Shopifyはここを整えるだけで成果が変わることが多いです。

3. デザインや見た目は整ったのに、CVRが低い

「かっこいい」より「買いやすい」が優先です。
商品ページの情報設計(写真、比較、FAQ、送料・納期・返品)が弱いと、最後に買われません。

4. カゴ落ちが多い(カート〜決済で落ちている)

入力項目、決済手段、会員登録導線などの最適化は、売上に直結します。
一方で、社内だけで改善しづらい領域でもあります。

5. 更新が遅い/属人化している

「担当が忙しくて止まる」状態は、改善の機会損失です。
更新テンプレ・運用フロー・役割分担を設計しない限り、ずっと続きます。

6. アプリを入れすぎてサイトが重い/保守が怖い

アプリは便利ですが、入れすぎると表示速度・不具合・コストが積み上がります。
必要な機能を、アプリ/テーマ改修/Shopify標準のどれで実装すべきか判断が必要です。

7. 新機能やキャンペーンをやりたいのに実装できない

LP追加、バナー差し替え、ランキング、特集、同梱施策など「やりたい」が実装に落ちない状態。
これも外注メリットが大きいサインです。

8. 社内に“ディレクションできる人”がいない

外注しても成果が出ない最大要因は「丸投げ」です。
要件整理や優先順位を一緒に決める伴走が必要になります。

9. 採用・問い合わせなど、EC以外の目的もまとめて強化したい

コーポレート側(採用・問い合わせ)とEC側が分断すると、情報も導線もぶつかります。
Web制作・マーケ・運用を一体で考えると、改善が早くなります。

外注は「全部」じゃなくていい:おすすめの切り分け方

外注には大きく3タイプあります。自社の状況に合わせて選ぶのが失敗しにくいです。

A. 構築だけ外注(初期立ち上げ向け)

向いているケース

  • まず形にしたい(短期で公開したい)
  • 運用は社内で回せる人がいる

注意点

  • “公開がゴール”になると伸びない
  • 公開後の改善計画がないと、止まります

B. 構築+運用の一部を外注(最もおすすめ)

例:月◯回の改善ミーティング+更新作業+計測整備

向いているケース

  • 人手が足りないが、方向性は社内で持ちたい
  • 更新・改善を仕組み化したい

C. 成果伴走(改善ロードマップまで外注)

例:KPI設計→施策優先順位→実装→検証まで

向いているケース

  • 何が原因かわからない
  • 改善が止まっている/数字を見て判断できない
  • 売上目標に対して逆算して進めたい

失敗しない外注判断の「3ステップ」

迷ったら、この順番で整理するとスムーズです。

Step1:いまのボトルネックを特定する

まずは売上の分解です。

  • アクセス(流入)が足りないのか
  • CVR(購入率)が低いのか
  • 客単価(AOV)が伸びないのか

※前回の「原因10選チェックリスト」を使うと、ここが早いです。

Step2:やりたい施策を“作業”と“判断”に分ける

  • 作業:更新、画像調整、バナー差し替え、LP作成、商品登録など
  • 判断:KPI設計、優先順位、導線設計、改善仮説、検証など

作業だけ外注しても、判断が止まると成果は伸びません。
逆に、判断を外注(伴走)できると、社内は作業に集中できます。

Step3:外注範囲を「最小の勝ち筋」から決める

最初から大きく契約するより、まずは

  • 計測整備(GA4等)
  • 売れ筋導線の改善(カテゴリ・回遊)
  • 商品ページの勝ちパターン作り(上位10商品)
  • カゴ落ち改善(購入体験)

このあたりから始めると、成果が見えやすいです。

外注先(制作会社)選びで見るべきポイント

「安い・高い」より、成果が出るかどうかはここで決まります。

1) “構築実績”だけでなく“運用実績”があるか

公開して終わりではなく、改善で伸ばした経験が重要です。

2) 数字の話ができるか(CVR/回遊/速度/計測)

制作の話だけでなく、改善指標が会話に出る会社は強いです。

3) アプリ・テーマ・標準機能の使い分けができるか

なんでもアプリで解決すると、遅く・高く・不安定になりがちです。

4) 進行が見えるか(体制・役割・納品物)

「誰が」「何を」「いつまでに」「何を納品する」が曖昧だと破綻します。

相談前にまとめておくと速い「要件整理メモ」

外注の成功率を上げるために、最低限これだけ用意できると強いです。

  • 目的:売上/利益/リピート/問い合わせ/採用など
  • 目標:いつまでに、どれくらい(ざっくりでOK)
  • 現状:運用体制(担当者・稼働時間)
  • 課題感:困っていることTOP3
  • 優先:早くやりたい施策(例:特集LP、カテゴリ改善、計測整備)

よくある質問:外注すると社内の手離れはできますか?

できます。ただし前提として、“判断”の部分をどうするかが重要です。

  • 社内に判断できる人がいる → 作業中心の外注でOK
  • 社内に判断できる人がいない → 伴走型(改善会+実装)がおすすめ

最終的には、社内が意思決定できる状態に持っていくのが理想です。

Shopifyの「今の詰まりどころ」だけでも整理しませんか?

株式会社トライムでは、Shopifyの構築・運用について
外注すべきか/どこを外注すべきかを整理する簡易診断をご用意しています。

  • 現状のボトルネック切り分け(流入/CVR/客単価/運用)
  • 優先順位(インパクト×工数)の整理
  • 必要に応じて、Web制作・アプリ開発・マーケ・採用支援まで一気通貫で対応

「まずは判断材料が欲しい」という段階でも大丈夫です。
お問い合わせフォームから「Shopify外注相談」とお知らせください。

まとめ

Shopifyの外注は、すべてを任せるかどうかではなく、成果が出る形で切り分けることが重要です。
特に「原因がわからない」「運用が止まっている」「改善の時間がない」場合は、外注(伴走)の効果が出やすいタイミングです。

次にやることはシンプルで、

  1. ボトルネックの切り分け
  2. 作業と判断の分離
  3. 最小の勝ち筋から外注範囲を決める
    この順で進めるのが失敗しにくい進め方です。

Writer

nemo

会社でアニ研(アニメ研究会)を設立したりするヲタク系Webディレクターです。
大切なことは音楽とアニメと漫画から教わりました。

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